【緊急事態−スーダン飢餓】 と題したページがあります。 「4,000円で1人の子どもに約3週間の治療を行い その命を救うことができます。」 と緊急のカンパの訴えも載っています。 是非ご覧下さい。 |
骨と皮だけの子ども、お腹だけが異様に出ている子ども・・・・。
ただ、ぼんやりと横たわるだけの子ども。
そうした子ども達にたかる蝿・・・・。
そうした子ども達の姿が目に入ってきた。
この15年間に及ぶ内戦で、200万人を越える被災民が出ていると言うことだった。
そして何よりも、飢餓に苦しむ子ども達がたくさんいる、と言うことだ。
(概略については、後述の「Encarta98」が詳しい)
国連による物資の救援活動は、地上では危険なため、飛行機による空中からの投下によって行われている。
空輸は、1回16トン。1日200トンのトウモロコシなどが投下されている、と。
南部にマペルとイコトスという二つの村がある。
ここに多くの被災民が集まってきているという。
この村には10万人以上の被災民が入ってきている。
被災民達は、村の外れに小屋を造り、そこで暮らす。
被災した人たちにレポーター(大津司郎)が「何が必要か」と聞く。
「とにかく食べ物」
「蚊帳!蚊が多く病気になる!」
そうした答えが返ってきた。
ここでは、大人には一日400gのトウモロコシが、子どもにはユニミックスと言われる、栄養剤(?)の入ったものが配給されている。
ここには「診療センター」がある。しかし医師はいない。
TVでは、1歳半の死にそうな子どもの入院を頑なに拒否している母親の姿を映しだしていた。
その母親は、既に二人の子どもを診療所で死なせていたのだ、と言う。
その子どもは栄養失調・・・・。無理矢理ミルクを飲ませる姿が、何とも痛々しい。
ここは、スーダン人民解放軍の拠点となっている村。
先頭の最前線に近く、空爆も何度となく繰り返されている。
廃墟となった小学校。
近年、武器は豊富になっている、と言う報告。
これは、アメリカとアラブの国々が、それぞれを援助しているからだ。
ここで活動をしている日本人の医師は
「患者があまりにも多すぎる!」
「治療の限界を超えている」
「もう、辞めてくれ!と言いたい」
そう言っていた。
レポーターの大津さんは言う。
「これは代理戦争だ」と。
スーダンに対する国連の年間支援額は180億円にのぼる。
そのうちの43%にあたる80億円をアメリカが提供している、と。
これは南部スーダンを反イスラム原理主義の拠点にしようというアメリカの思惑があるからだ、と。
一方、政府軍にはアメリカと対抗する、アラブ諸国(イラン、イラク、リビア等)が後押しをしている、と。
「飢餓に苦しむ子ども達の姿は、よく報道されている。しかし、こうした子ども達を生み出している背景に迫らなくては」
レポートはそう、結ばれた。
Microsoft Encarta98に載っていました。
「内戦と干ばつにより、200万人以上が飢餓状態に」と「イスラム原理主義」についてです。
諸団体へのリンクもあります。ご一読下さい。